
SESで働きたいと思っているのですが、どんな人が向いてますか?メリット・デメリットも教えて欲しいです。
わかりました。今回は、SES契約において働くメリット・デメリットを確認して、どんな人が向いているのかについて確認していきましょう。
◆この記事で理解できること
・SES契約のメリット・デメリット
・どんな人に向いてるか?
「SES」ってそもそも何?と言う方は、こちらの記事を確認してみてください
↓↓↓
◆この記事のまとめ
結論から言ってしまうと、下記のようなメリット・デメリットが挙げられます。
「メリット」
- 未経験でも正社員として雇用されやすい
- 大きな案件に関われることがある
- 労働時間が管理されている
- 職場環境に変化がある
- 幅広いスキルが磨ける
「デメリット」
- 給料が安くなりがち
- 指揮命令者があやふやになりやすい
- 環境が変わることが多くストレスが大きい
- 帰属意識が薄れやすい
- 仕事を続けてもスキルアップできないことも
以上のことからSESに向いているのは以下のような方です。
「SESに向いている人は?」
- 正社員として働きたい人
- 将来、独立したい人
- 同僚が誰でも気にしない
- 一人で現場に入ってもやっていける
- 働く場所にこだわりが無い
詳しい内容については下記以降を確認してみてください!
目次
SES契約で働く5つのメリット

- 未経験でも、正社員として雇用されやすい
- 大きな案件に関われる可能性
- 就業時間が管理されている
- 職場環境に変化がある
- エンジニアとしての幅広いスキルが磨ける
未経験でも、正社員として雇用されやすい
エンジニア経験やIT業界が未経験でも、正社員として雇用されやすい点が挙げられます。
自社開発企業は競争率が高く、能力の高い人材が求められます。
しかしSES企業は、自社開発企業よりもスキルセット(職種、役職によって必要とされる知識や能力)や競争率が低いことから、エンジニアとしてのスタートを切るのに適しています。
大きな案件に関われる可能性
さまざまな企業や案件に関われることができます。
社員として大企業の大きな案件に関わることは難しくても、SESで関わることもできます。
案件を通して他社の方々と関わる機会が多いため、人脈を広げるのにも適しています。
評価によっては、ヘッドハンティングされる可能性もあります。
就業時間が管理されている
クライアント企業との契約には労働時間に関する内容が含まれており、取り決めによっては残業が少ない場合もあります。
クライアント企業は労働時間を守る必要があり、基本的には契約内容以上の仕事をさせられません。
職場環境に変化がある
職場環境に変化があることがあり、それによってストレスを感じる人もいますが、気持ちがリフレッシュできたり、人間関係に悩むことが少なくなったりとメリットもあります。
一般企業で働く場合、職場環境は転職や異動がないと変わりません。
しかし、SESは出向先が変われば働く環境も大きく変わります。
幅広いスキルが磨ける
自分である程度現場を選べる優良なSES企業であれば、エンジニアとしての伸ばしたいスキルを効率的に伸ばすことができます。
案件単位で働くということは、さまざまな環境で経験を積めたり、幅広い業界の知識を得るチャンスがあるからです。
SES契約で働く5つのデメリット

- 給料が安くなりがち
- 指揮命令権の所在があやふやになりやすい
- 環境が変わることが多くストレスが大きい
- 帰属意識が薄れやすい
- 仕事を続けてもスキルアップできないことも
給料が安くなりがち
SESは、労働時間に対して報酬が支払われます。
そのため、高品質な成果物を完成させても、成果物に対するインセンティブは発生しません。
依頼元からさらに1社を挟む二次請けがおもなSES企業もあります。
二次請けになると中間マージンが発生するので単価が下がり、結果としてもらえる給料も低くなりやすいのです。
指揮命令者があやふやになりやすい
SESでは、クライアント側に指揮命令権はありません。
実態は、客先から作業指示を受けているという事例も少なくありません。
そのため、他の契約形態と比較して指揮命令者があやふやになりやすいです。
環境が変わることが多く、ストレスが大きい
客先や案件を転々とする機会が多く、ストレスがたまることがあります。
人見知りの方や新しい環境になじむのが苦手な方にとっては、大きなストレスになるでしょう。
帰属意識が薄れやすい
自社に対する帰属意識が低下しやすいです。
SESの場合、自社に戻る機会が少ないため、自社と向き合う時間が減り、会社のビジョンとベクトルが合わなくなることもあります。
場合によっては、転職につながる可能性もあるでしょう。
仕事を続けてもスキルアップできないことも
メリットにもありましたが、反対にスキルアップにつながらない可能性もあります。
SESは性質上、大規模なシステム開発案件が多く、多少古くても安定的に使える技術を採用するケースが多いです。
したがって、新しい技術に触れたい方にとっては不満に感じるかもしれません。
SESに向いている人は?

- 正社員として働きたい人
- 将来独立したい人
- 同僚が誰でも気にしない
- 一人で現場に入ってもやっていける
- 働く場所にこだわりが無い
正社員として働きたい人
多くのSES企業では正社員として雇用したIT技術者をお客様先に派遣しています。
そのようなSES企業は、自社で開発をする会社よりも採用基準が甘い傾向にあり入社しやすいのです。
学歴不問、未経験者でも正社員採用してくれる会社もあるので、とにかく正社員として働きたい人には向いています。
将来、独立したい人
ITエンジニアとして数年の経験があれば、エージェント経由で案件を獲得することは難しくありません。
また、フリーエンジニアも客先に常駐する案件は多いため、様々な現場での経験が独立後も役に立ちます。
常駐先で人脈やコネクションができれば、独立後の仕事に繋がる可能性もあります。
同僚が誰でも気にしない
SESの現場では大体、1社あたり数人のエンジニアをセットで投入する場合が多いです。
しかし、セットで入っても一緒に仕事をするとは限りません。
エンジニア各人のスキルがバラバラだと担当する仕事が異なる可能性が高いです。
同じ会社のエンジニアと仕事をしないとなると、他の会社のエンジニアと仕事をすることになります。
それでも別に構わないという人は、SESのエンジニアとしてやっていけます。
わからないことが出てきた場合、見ず知らずの人に質問することが出来る人であれば大丈夫です。
一人で現場に入ってもやっていける
SESの現場では、セット投入とは逆に、一人で投入されることもあります。
この場合、困ったことがあっても同僚に聞いたりすることが叶いません。
そのため、自分の力で何とかするしかないです。
働く場所にこだわりが無い
SESは、おおよそ3か月の契約が主流なので、出向先の経営状況によっては契約終了という場合があります。
その場合、他の出向先を会社から提示されます。
新しい現場で新たに成果を出して信頼を上げ、人間関係を構築するというステップをやり直さなければなりません。
上記のようなことが問題ない方は、SESエンジニアとして向いています。
まとめ

SESは、まだスキルが未熟で、これからITエンジニアとしてスキルを習得していきたい方にはとても向いていると思います。
スキルが向上すれば将来的には正社員として自社サービスを持っている会社に転職することも可能ですので、SESの会社で働くことをゴールと考えなければ問題ありません。
「メリット」
- 未経験でも正社員として雇用されやすい
- 大きな案件に関われることがある
- 労働時間が管理されている
- 職場環境に変化がある
- 幅広いスキルが磨ける
「デメリット」
- 給料が安くなりがち
- 指揮命令者があやふやになりやすい
- 環境が変わることが多くストレスが大きい
- 帰属意識が薄れやすい
- 仕事を続けてもスキルアップできないことも
「SESに向いている人は?」
- 正社員として働きたい人
- 将来、独立したい人
- 同僚が誰でも気にしない
- 一人で現場に入ってもやっていける
- 働く場所にこだわりが無い