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無断欠勤すると解雇されてしまうの?正社員が無断欠勤してしまった時の対処法7選

 

 

会社にどうしても出勤できなくて、ダメだとは思っていたけど、無断欠勤しちゃいました。やっぱりクビになったりしちゃうのかな・・・?

 

 

「無断欠勤する、または、し続けると解雇されてしまうのか?」

 

【結論】

 「2週間以上の無断欠勤が続けば、会社は労働者を解雇することが可能。」

 

  • 2週間以上連続して無断欠勤が続いていること
  • 会社側が出勤の督促をしても従業員がそれに応じないこと

 

内部記事:

(無断欠勤をしても解雇されない例外)

 

これについては、厚労省で定める「解雇予告除外認定基準」に該当内容があります。

本来、会社が従業員を解雇する場合には、少なくとも30日以内に解雇の予告をしなければいけません。

 

しかし、上記のように「2週間以上正当な理由がなく、出勤の督促に応じない場合」は、

予告せず解雇することができる為、従業員は解雇されてしまう可能性があります。

 

参考:

東京労働局|しっかりマスター労働基準法

 

そして万が一、無断欠勤してしまった場合、下記のような対処法が考えられます。

 

無断欠勤をしてしまった時の対処法7選!

  1. 会社にできる限り早く連絡する
  2. 絶対に嘘をつかない
  3. 言い訳をしない
  4. 上司だけでなく周囲の人に謝罪する
  5. 精神的に辛いことを伝える
  6. 仕事に復帰すべきか考える
  7. 転職を検討する

目次

正社員が無断欠勤してしまうとどうなってしまうの?

 

まずは具体的に、無断欠勤をしてしまった際に、本人にはどのようなことが起こるのでしょうか?それについて説明していきます。

 

会社から本人に連絡が来る

 

会社から本人宛に連絡がいきます。会社によって連絡手段はさまざまですが、基本的には電話での連絡になります。

もし電話連絡が取れない場合は、メールや手紙での連絡等が考えられます。

 

それでも連絡が取れない場合は自宅を訪れるなどの行動が行われます。

会社は社員に対して、安全に働く環境を提供する法的義務を負っている為、無断欠勤の社員に対し、連絡を取る必要があるのです。

 

緊急連絡先に連絡がいく

 

無断欠勤が続き、本人に連絡が全く取れない場合は、緊急連絡先や身元保証人に連絡がいきます。

事件や事故に巻き込まれている可能性も考えられる為、安否確認をする必要があります。

 

また、本人の安否確認は出来ていたとしても、給与に関する協議や退職の手続きなど、本人と連絡を取らなければならない場面が出てきます。

その為、本人が応じないと緊急連絡先や身元保証人に連絡がいくのは避けられないでしょう。

 

会社での信用を失う

 

無断欠勤は、他の社員に迷惑をかけるだけではありません。

「途中で仕事を投げ出した人」、「仕事に責任を持てない人」といった印象を持たれてしまいます。

結果、周囲からの信用を失ってしまうのです。

会社で信用を失うと、仕事を任せてもらえなくなり、最悪場合、出世に影響する可能性があるでしょう。

 

「社会」は「信頼関係」で成り立っています。ビジネスの場では、顕著にあらわれるものです。

無断欠勤をした日に、取引先との打ち合わせ等があれば、本人だけでなく会社としての信頼も落ちてしまいます。

最悪の場合、取引自体が無くなり、会社に大きな損失をもたらしてしまう可能性もあるでしょう。

 

減給される可能性がある

 

労働基準法では、1回の減給額が1日の平均賃金の半額を超えていて、その総額が1ヶ月分の賃金の10%以内であれば減給が認められています。

ボーナスに関しては各企業によって規定が異なる為、無断欠勤がボーナス査定に響く可能性もあります。

 

また、場合によっては損害賠償を起こされる可能性も考えられます。会社側は与えられた損害に対して、賠償金を請求する権利を持っています。

実際に無断欠勤が損害賠償請求につながることは稀ですが、可能性がゼロとは言い切れません。

 

解雇される可能性がある

 

冒頭でも説明した通り、無断欠勤が2週間以上続いた場合は、会社から懲戒解雇を言い渡される可能性があります。

懲戒解雇とは、社内の秩序を著しく乱した従業員に課される処罰のことで、罰則の中では最も重い処分です。

 

懲戒解雇になると転職に影響を及ぼすだけでなく、就業規則によっては退職金がもらえないこともあります。

また、健康状態の確認や出社命令といった会社側からの対応に一切応じない場合は、悪質とみなされ、より短期間で解雇に至る可能性もあるでしょう。

 

無断欠勤しても解雇されない例外

 

まず、前提として会社側が解雇する場合には、「客観的な合理的理由」が必要です。

 

【解雇できる客観的な合理的理由】

  1. 労働者の労務提供の不能による解雇
  2. 能力不足、成績不良、勤務態度不良、適格性欠如による解雇
  3. 職場規律違反、職務懈怠による解雇
  4. 経営上の必要性による解雇
  5. ユニオンショップ協定による解雇

 

引用:

厚生労働省 裁判例 6.解雇 基本的な方向性(1)解雇権濫用法理

 

冒頭で、「2週間以上正当な理由がなく、出勤の督促に応じない場合」は、解雇されてしまう可能性があると述べましたが、下記は例外にあたります。

 

【無断欠勤でも解雇できないケース】

  • 事故や天災
  • メンタルの病気
  • 職場のハラスメント(セクハラ・パワハラ等)
転職会議

 

無断欠勤してしまった場合の対処法7選

 

会社にできる限り早く連絡する

 

無断欠勤のあとは会社に連絡しづらい状況ですが、事件に巻き込まれたり、事故に遭ったのではと心配されている可能性があります。

そのため、「できるだけ早く連絡」をしてください。

理由があってすぐに電話連絡が出来ない場合は、メールでも良いので必ず一報をいれましょう。

 

また、会社から電話があった時はすぐに出るようにしてください。会社からの連絡に応じないと、ますます職場に行きづらく、仕事もしづらくなります。

ただし、考え、伝えたいことがまとまっていない状況で、電話に応じることはオススメしません。

無断欠勤に至った経緯、理由を話せる状態で、電話に応じましょう。

 

絶対に嘘をつかない

 

寝坊や意図的な無断欠勤にも関わらず、嘘をつくのは良くありません。

また、自分を正当化しようとして言い訳をするのも印象を悪くしてしまいます。

欠勤理由は嘘をつかずに正直に述べましょう

嘘をついてバレてしまった時は、さらに信用を失ってしまい、自分の立場を悪くしてしまうだけです。

 

言い訳をしない

 

無断欠勤をした際は、理由の説明を求められます。

上司から、どうして欠勤したのか聞かれたら、できるだけ正直に説明しましょう。

嘘の理由・言い訳は、話のつじつまが合わなくなることが多く、経験豊富な上司は必ず見抜くものです。

見抜かれれば、さらに怒られ、自分の立場を悪くします。わざわざ、怒られる内容を増やす必要はないです。

自分に否がある」という意識を持つのが、上司に説明し、謝罪するときの大原則です。

 

上司だけでなく周囲の人に謝罪する

 

上司だけに伝えて、周囲に何も言わないのもマナー違反です。

本人が無断欠勤している間、他の社員に大きな迷惑をかけています。

出勤したら、必ず周囲にも謝罪しましょう。また、代わりに仕事をしてくれた人にお礼を伝えるのも大切です。

精神的に辛いことを伝える

 

もしも無断欠勤が、精神的な理由であった場合、正直に精神的に辛くて休んでしまったということを伝えることがいいです。

会社としても、うつ病の人を出してしまうのは、嫌なことですから理解を得られる可能性があります。

上司によっては無断欠勤であっても有給休暇で休んだことにしてくれることもあります。有給で対応すれば、減給もボーナスの減額等もありません。

 

仕事に復帰すべきか考える

 

無断欠勤した理由が、精神的・肉体的に限界であった場合、一度、真剣に復帰すべきかどうかを考える必要があります。

無断欠勤することは、決して良いことではないですが、人間関係、モラハラ、パワハラなどが原因であった場合、無理をして復帰すれば、状況はさらに悪くなるだけです。

 

退職を考えるのも一つの手です。

ただし、周りの社員の迷惑にならないように円満退職を心がけることが大切です。

転職を検討する

 

「仕事に復帰できるか考える」に繋がる話ですが、退職を考える場合は、次の仕事・進路についても考える必要があります。

職場の環境が合わなくてどうしても無断欠勤が辞められないという人は、転職を検討してみてはいかがでしょうか。

 

職場の環境が嫌な場合には、改善しないこともあるでしょう。

転職して環境を変えることで、無断欠勤がなくなることもあります。また興味のある分野の仕事ということで、モチベーションが上がるなどもメリットも考えられます。

まとめ

 

いかがでしたか?無断欠勤は決して良いことではありません。

しかし、自分に無理をさせ続けることは、もっと良くないことであると考えます。

無断欠勤をしてしまったことがある、又は、し続けてしまっている方は、自身の状況をよく考え、行動していただければと思います。

 

「無断欠勤する、または、し続けると解雇されてしまうのか?」

 

【結論】

「2週間以上の無断欠勤が続けば、会社は労働者を解雇することが可能。」

  • 2週間以上連続して無断欠勤が続いていること
  • 会社側が出勤の督促をしても従業員がそれに応じないこと

 

【無断欠勤でも解雇できないケース】

  1. 事故や天災
  2. メンタルの病気
  3. 職場のハラスメント(セクハラ・パワハラ等)

 

無断欠勤をしてしまった時の対処法7選!

  1. 会社にできる限り早く連絡する
  2. 絶対に嘘をつかない
  3. 言い訳をしない
  4. 上司だけでなく周囲の人に謝罪する
  5. 精神的に辛いことを伝える
  6. 仕事に復帰すべきか考える
  7. 転職を検討する

 

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